小山畳店のこだわり

エコファーマー
茣蓙蔵十平の畑野泰人さん

畑野さんは、代を重ね6代目。屋号も「茣蓙蔵十平」とし、常にい草と向き合いながらゆっくりじっくりと手間をかけて、いやふた手間かけて熟成させたそのい草を、親子3代で邁進しています。

畑野さんの最大の特徴はい草の熟成です。一般の農家さんはい草を収穫・選別・畳表の製造ですが、畑野さんは、収穫後乾燥、半年は熟成。そして長さごとに選別し、袋に入れてまたまた熟成。の後畳表の製造になります。

一度空気に触れることでい草が「調湿」されます。この工程はこだわりの酒蔵の日本酒づくりと同じだそうです。ゆっくりじっくりと手間をかける。この工程が急激な色変わりを防ぎ、畳表が綺麗な琥珀色に退色していくそうです。それはお客様に畳を末永く愛してもらいたいからです。

畳表の製造・技術に対してもこだわり、高品質な畳表の生産を実施するために、畳表の品評会に参加し技術向上と安定した品質を実現しています。い草の品質及び畳表の織込み・仕上げ技術と評価はよく、安定して上位受賞しています。

お客様が畳の部屋で安らいでもらうべく一枚一枚魂を込めて織っている畳表は「なめらか」で「しなやか」しかも強靭なことが特徴です。

情報発信も率先して行なっており、農産物であるい草の安心・安全が伝わり、畳表ができるまでの大変さも勉強になります。

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